恋猫シンドローム



「俺の顔目的の女達が、下心丸出しで近づいてくるのが気持ち悪かったから」

『敦賀君、カッコイイもんね』


イケメンは苦労するんだな。


「そうじゃない女もいるんだって、嬉しくなった」

『……ごめんなさい、体質がバレたかと思いまして…』


敦賀君は、私の頭を撫でる。それがすごく気持ちよくて、素直に身を任せた。


「友達になれるかな……」


敦賀君の言葉に、私は心が踊る。


友達、友達になりたいって思ってくれた?そんなの必要ないと思ってたけど、敦賀君ならいいなと思った。


『なれるよ!!』

今度はもう、逃げたりしない。私から声、かけるから…


「ありがとう、学校、少しは楽しめるかも」

『敦賀君は、楽しくないの?』


私も、実験以外楽しいとは思ったことないけど、敦賀君はどうして…


私の言葉が、敦賀君に、伝わるはずもなく、キーンコーンカーンコーンと、チャイムが鳴る。


「また、明日な、ホワイト。………そうだ」


立ち上がった敦賀君が、何故か身を屈める。


え、どうし……………



その後の言葉は紡げなかった。チュッと、私の額に落ちる口づけに言葉が、失われた。



え、今、何がどうなって……………


「約束だよ、ホワイト」


そして、優しく微笑むと、敦賀君は保健室を出ていった。残された私は、呆然と呆ける。



そして……………


『キ、キスされたーーーーー!!!』


ードキンッ!!


今になりドキドキが、止まらなくなり、いっぱいいっぱいになったその時……



ーボンッ!!


「ゴホッ、あれ…………」


私の体は、元の姿に戻っていた。