恋猫シンドローム



ーギシッ


「ホワイト、ニボシだよ」

『うっ…あ、ありがとう』


渋々ニボシをくわえてみる。あれ、以外とおいしい??


『もぐもぐ………』

「ホワイト、今日は変な女の子と会ったんだ」

『へぇ…もぐもぐ…』


変な女の子ねぇ………


私はニボシに夢中になりながら、敦賀君の話を聞く。


「猫と話してたんだけど…」

『ぐふ!!!』


ニボシ!!ニボシ詰まった!!!ってか、それって、それって私の事じゃっ!?


「ねぇ、ゆっくり食べなよ?食いしん坊だな」

『は、はは………』


わ、笑うしかない。何言われるんだろう、てか、変人だって思ってるよね?いや、猫ってバレ……


「俺、初めて女に逃げられたんだ」

『……は…い?』


それは自慢?それとも、自意識過剰………


「嬉しかった」

『??』


窓から空を見上げる敦賀君は、どこか楽しそうだった。