恋猫シンドローム



『どうしよう、また猫に…』

『なんで、猫は嫌い?』


黒猫さんは悲しそうに尻尾を下げる。


『嫌いとかじゃないよ!ただ、授業が…』

『授業??』


あぁ、そっか。猫に授業なんて言っても………


『なんというか、やらなきゃいけない事なの!』

『そうなの?大変だね、人間は』


そんな、呑気な…………


『それよりも、ここはまずいよ!人がきちゃう!』



見つかりでもしたら、追い出されちゃうよ!!


『あ、そうだ!!保健室にいこう!』


そうすれば、元の体になった時、具合が悪かったって言える。我ながらナイスアイデア!!


『君に任せるよ、鈴』

『えっ……なんで、名前……』

『ほら、いこう!』


黒猫さんは、それには答えずに、私の前を走る。


『って、黒猫さん、保健室はそっちじゃないよ!私についてきて!』


私たちは、人から逃れるように保健室へと向かう。



これが、私の猫友達代一号との出会いである。