ふと見た日付は、7年前の君との思い出の日。 あぁ、やっぱり。 記憶のいちばん大事なところ。 あの時の 校舎に吹き込む夕暮れの風も、 人気のない放課後の廊下も思い出せるのに。 あの時が、永遠に続けばいいのに。 あの時間の中だけで、生きたいとすら思える。