【戦後70年】あなたがいた夏



“ガシッ”


逞しい腕に私は抱きとめられた。


だ、れ…?


「あっぶねえ。おい、大丈夫か?」


私はその腕の主を見上げる


でも、太陽の光が眩しすぎてよく見えない。


でも、男の人だって事ぐらいは分かった。


「大丈夫か?ちょっとそこの木の陰で休もう」


男性は私を抱えて木の幹に凭れさせてくれた