「ありがとうございます。質問は以上です。少し時間を頂ければ真相をお話したいと思います」


「は、はい。分かりました。では下に居りますので…」


桜さんは真相が分かるのが嬉しいのだろうか…?直ぐに下の部屋に降りていった。


「さて…ありがとね。葉月ちゃん!」


大神さんは私の膝からピョンっと起き上がった。


「大神さん、本当に分かったんですか?真犯人の事?」


大神さんは少し考えるようにして、


「うん。全部ひっくるめて分かったよ」


と、少し暗い顔で答えた。