「えー、次に…もしかしてお兄さんは1日の中でこの部屋に閉じこもるような事は無かったですかね?」


「えっ?なんで知っているんですか?」


桜さんは驚き聞き返す。


「いえ、まぁそれは…質問を続けますね」


大神さんは質問には答えず質問に移る。


「それはきっと夜の9時頃ですよね?」


大神さんはきっともう仮説を立ててそれを証明しているんだろう。


「えぇ、そうです。その通りです!あの人はいつもその時間でした!」


桜さんは驚いて答える。


「では、1つ思い出して欲しいんですが…」


「は、はい…」


「お兄さんが、首を吊って亡くなった日はもしかしてですが…早くから部屋に入りませんでしたか?」


「えっ…」


桜さんは思い出している様だ。


「は、はい!そうでした。確か、7時半にはもう部屋に入ったんです!」