膝枕の上の探偵さん


「えっ…と。本当ですか…?」


私は念を押して聞いた。


「うん。それは僕が保証するよ…ま、そんな人間がいるだなんて僕も信じれないけどね」


「ハハハ、で、ですよね。それでは…」


私は通話を終えた。


「すいませんでしたー!!!」


私は大神さんの方に向き直り全力で土下座をした。


「いやいや、いいっていいって。頭を上げてよ葉月ちゃん。普通は信じないもんだからさー」


大神さんはニコニコと笑って許してくれた。


そして、私を見て、


「じゃ!お願いできるかな…?」


と、聞いてきた。