膝枕の上の探偵さん


すたすたと階段を降りる。


私達が最初に案内された応接室に入る。


「あれ?葉月さん。どうなさいました?」


桜さんが私を見つけてそう聞く。


「あ、あの飲み物とか貰おうと……思いまして…」


「あぁ!なるほど。じゃあ持ってきますね」


桜さんがそう言い立ち上がったので私は、


「あ!いえ、私手伝いやります!」


と、言い台所の場所を案内してもらった。


「えーと…この辺のお茶でいいですか?」


桜さんが袋を見ながら私に聞く。


「すいません。なんでも大丈夫です」


私はそう言いながらお湯を沸かす。