「お医者さんって言うと…?」
大神さんはさらに続けて言う。
「あ、精神科医です」
「なるほど、ありがとうございます」
お礼を言うと大神さんはコーヒーを机に置いて、
「それで……、お兄さんの事ですが…」
と、聞いた。
「はい。2週間前の朝の事です…。私は朝ごはんが出来たので兄を呼びに兄の部屋まで呼びに行ったんです……」
桜さんはその日の事を思い出しながら少しずつ話してくれる。
「ドアをノックしても返事が無く…私は心配して声をかけました…」
話に緊張した私はコーヒーで少し喉を潤す。
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