そんな世間話をしていると、目的の駅に着いた。 「あ、ここですよね」 「お、そうだね」 私と大神さんは同時に電車からピョンと降りた。 「えーっと……?んー?」 大神さんは地図を見ながら首をかしげる。 「もーっ!見せてください!」 私は大神さんから地図を取り上げて私が道案内をして歩く。 「あ、ここですね」 私が指で家をしめす。 「へーっ、凄く大きな家だねぇ」 確かに、かなりの豪邸だ。