『君、今日から会社に来なくて良いから』


私の目覚めはそんなメールでだった。


「はぁ?」


私はボサボサの髪で何回もメールを見返した。


取り敢えず返信をした……。


メールは返って来なかった。


「えぇー……。いきなりー…?」


布団の上で困り果てる私。


ドンドン!ドンドン!私が住むアパートのドアが叩かれている。


「はい…」


そっと、ドアを開ける。


「ちょっと!葉月(ハヅキ)さん!」


そこには、大家さんが恐い顔で立っていた。