羽のない天使



チャイムが鳴り、廊下に出ていた生徒達は自分の教室に戻り始めた。


教室はざわざわと落ち着きがなく、皆新しい友達を作ろうと頑張っていた。


そんな中僕に話しかけてくる奴は誰も居なかった。


担任の先生が教室に入って来てからHRが始まった。


真面目に聞いている奴なんかほとんどいない。


僕もぼーっとしていて良く聞いていなかった。