「そっか。でも私はずっと前から翔太君のこと知ってたよ。」 「それってどういう意味?僕は君と会ったこと無いし話したことも無かったよね?」 「うーん。それはいつか全部分かるよ。」 彼女はにこっと微笑み座っていた椅子から立ち上がり、ぼーっと立っている僕の目の前まで来た。 「ねぇ翔太君、私が貴方の世界を変えてあげる。」 昨日と同じ訳の分からないことを微笑みながら言う。 「世界を…変える?」