羽のない天使



「ちょっと早く来すぎたかな。」


校舎にも生徒はほとんどいない。


校庭に部活の朝練をしている人達ぐらいだ。


「教室にも1番乗りかな。」


独り言を言いながら教室のドアを開ける。


ガラッ