「そ、そうだ!!! 私のこと名前で呼んでよ。 心愛ちゃん!」 そう言われたけど ご、ごめんなさい…。 な、名前……。 存じ上げません……っ!! 「あ、知らない感じ!? 私ね、桃園 ありさ。 よろしくね!!」 満面の笑顔で笑うありさちゃん。 「ありさ…ちゃん!!!」 そう言って、笑ってから バイバイした。 誰も、瀬戸口くんのことを 責めるだなんて しないよ……っ!! 私は、いちごミルクを飲みながら 教室までもどった。