ひっ…!!


驚いていちごミルクを落としそうになる。




「ねえ……」


桃園さんが、口を開く。


な、なにか……言われる…??


ドキッとしてると



「……瞬、どうして
貴方に男教えようとしたか……。

わかってる?」





え……??



そう言えば



わからない……かも。



「……ただの、暇つぶし……ですか?」


そう聞くと


「なにそれ、馬鹿なの?

私も、最初はそう思ってた。
けど……。

貴方を見る目が、とても優しいから
きっと違うんだなって、思ったの。」


え……??


びっくりしてると


「私ね、瞬と付き合ってた。
中学1年生から、中学3年生までね。
でも、男子校と女子高。
もう会えないからって……。
別れちゃったんだけどね

まだ、好きなの」


悲しそうに話し出す桃園さん。



そ、それって……


諦めろってこと…??