「お前な〜、もう少し
"女"ってこと自覚したら?」
なんて俺がいうと
きょとんとした顔で
「え? 瞬くんに、
女の子って思ってもらえればっ…
私はそれで、充分……っ!!!」
なんて、ニコッと微笑んで言うんだから
俺は、ゆっくり顔を近づける。
「あ! そうだ…っ!
今日は、英語が当たるんだったー…。」
ハッと顔を上に上げる心愛。
俺は、すぐに離れる。
「ん? 瞬くん、どうした…の?」
心配そうに俺を見てくる心愛に
「なんもねえよ」
そう言って、頭を撫でる。
すると
「よかったあ…っ」
なんて言うんだから、
たく、俺は……。
いつまで我慢すればいいんだよ、