俺様王子とラブレッスン②




あ、そっちか……!


って……え!?



「む、むりだよ…!!」


両手を前に顔をふる。



「んじゃ、俺も呼ばねぇ」


そう言って、プイッと顔を横にした。



ええ…。



「せ、瀬戸口……くん。」


そう言うと


「なーに?
葛西さーん」


なんて言ってきた。



なっ……!!



意地悪だ……、!



むぅーとしてると


鐘がなった。



「ん、もう昼休み終わった。
帰ろ、葛西さん」


そう言って、歩き出す瀬戸口くん、



もう、心愛って呼んでくれないの…?



優しく呼んでくれないの…?



そう思うと


走り出して



瀬戸口くんの服を引っ張り




「し、瞬……くん…っ」



そう呟いた。