重たいドアを開けると 冷たい風がふく。 「さむ……っ!」 そう言って、外に出ると 瀬戸口くんが座ってた。 「あ…っ、」 声を出すと 私に気づいたのか 手招きをする。 私は、瀬戸口くんの横に ちょこんと座る。 「食べねえの?」 え!? あ、ご飯! 緊張して、忘れてた…。 「食べます…っ!!」 そう言ってから お弁当を広げる。 んー! 今日はベーコン巻きが入ってる〜。 私、これ大好きなんだー。 ニコニコしながら食べると 「ぷっ」 笑い声が聞こえた。