「えっと~……っ。
それはですね、弟ですね…。」


そう言うと


「は? 弟!?
カッコ良すぎじゃねえ?」



びっくりしてる瀬戸口くん。



「うん…っ!!!
自慢の弟だよ、」


ニコッと微笑んでそう言うと



顔を隠して


「あー、ダセー。
弟に嫉妬するなんてダセえよな。」



そういった。



え?




し、しししし……嫉妬!?!?




「あ、あの……っ!!
私だってお姉さんに……。


ヤキモチ妬いちゃったし…。
だから、お互い様だねっ!!!」


そう言って笑うと


少し、黙ってから


「お前さ〜。
あんまり、可愛いことばっか
言ってると襲われるからな」


そう言って



近づいて



そっと、触れるだけのキスをしてきた。




「んっ…」


「まあ、俺が守るけどな」



そう言って、立ち上がり


手を出してきた。


私は、その手を掴むと


ゆっくり立ち上がって


教室を出た。