「それ、俺から言わせろ。」


え…?

どういう……っ!!!



「心愛が好きなんだよ。
どうしようもないくらい。

でも、レッスンなんか続けてたら
傷つけちゃいそうで
また、泣いちゃいそうだから
やめた。 悪かった…。」



え?


全部、


私のために突き放して



私のために優しくしてくれた?



「うぅっ……、好きだよ…っ!!
私の方が大好きだもん……っ」


泣きながらそう言うと


「……可愛すぎ」


そう言って私を強く抱きしめる。



そして、



「俺と付き合ってくれる?」


「うん……っ!!!」


私達は、そっと



キスをした。



すると


「なあ、俺も質問あんだけど。

コンビニの時と昨日の時の
男誰?」



少し、険しい顔で聞いてきた。


あ……。


遼河のこと……かな?