嘘とワンダーランド

とりあえず、あれほど心配で不安だった今日が無事に終わってよかった。

京やんのプレゼンは無事に成功した。

次はわたしと課長の問題を解決することである。

お互いの今後のこと。

『ふくだや』のこと。

今の今まで逃げてきた分、課長と向きあって話をしよう。

そう思った時、
「あのさ、スイーツバイキングのことなんだけど」

京やんが話しかけてきた。

「えっ?

ああ、その話ね」

そう返事したわたしに、
「おいおい、またぼんやりかよ。

まあ、成功したから別にぼんやりしててもいいけど」

京やんが笑いながら言ったその時、会議室が真っ暗になった。

夜景の光が大きな窓から差し込んでいた。

急に真っ暗になるなんて、一体どうしたのだろう?