そらは、言葉を失いました。お母さんのお腹から出る前に、死んでしまった命。なんてかなしいことでしょう。
「だからね、そら。あなたは兄弟がいないわけじゃないの。ここにはいないけど、天国にちゃんといるの。そらは、お姉さんなのよ」
「そら、会ったよ」
気づけば、声が出ていました。
そらの言葉に、お母さんは目を見開きます。
そらは、うみに出会ったときのことを思い出しました。あのとき感じた、不思議な心地の正体が、やっとわかったのです。あれは、懐かしさ。安心する、温もり。ひとときでも、同じお腹の中で育ったのです。
そらの瞳から、ぽろぽろと大粒の涙がこぼれ落ちました。
「うみとね、会ったの。さっきまでここで、一緒にあそんでて、名前がないって言うから、お母さんが空と海が好きで、そらがそらだから、じゃあ、うみって呼ぶねって」
話しててね、と言ったそらの声は、ふるえていました。
うみ、うみ。ねえ、どこへ行ったの。どうして消えてしまったの。
「だからね、そら。あなたは兄弟がいないわけじゃないの。ここにはいないけど、天国にちゃんといるの。そらは、お姉さんなのよ」
「そら、会ったよ」
気づけば、声が出ていました。
そらの言葉に、お母さんは目を見開きます。
そらは、うみに出会ったときのことを思い出しました。あのとき感じた、不思議な心地の正体が、やっとわかったのです。あれは、懐かしさ。安心する、温もり。ひとときでも、同じお腹の中で育ったのです。
そらの瞳から、ぽろぽろと大粒の涙がこぼれ落ちました。
「うみとね、会ったの。さっきまでここで、一緒にあそんでて、名前がないって言うから、お母さんが空と海が好きで、そらがそらだから、じゃあ、うみって呼ぶねって」
話しててね、と言ったそらの声は、ふるえていました。
うみ、うみ。ねえ、どこへ行ったの。どうして消えてしまったの。



