アイちゃん鬼ごっこ



「なるべく足音を立てないで、早く行こう」



高林くんはそう言い皆の前で早足になる。



高林くん…かっこいいな。



私はこんな時だけど、高林くんのかっこよさに釘付けになっていた。



しばらく歩いて3階まで登るとアイちゃんの足音は聞こえなくなっていた。



安心した私達は、西階段と中央階段の間くらいにある教室の廊下に腰を掛けた。



ここなら西階段や中央階段から来ても



すぐに反対方向に逃げられるという



高林くんの案だ。