そう言えばサツキは今頃、何をしてんだろ?
幼馴染が帰ってきてたしまた来るみたいな事を言ってたな。
そんな事を考えたら無償に腹が立ってきた。
すると俺のスマホの着信が鳴り、見るとサツキからだった。
「もしもし?」
(あっ、ま、誠?うちのお兄ちゃんが誠に会いたいみたいで今から学校の近くのファミレスまでこれる?)
「ちょうど暇だったからいいぜ!
じゃあ今から行くわ!」
そう言って俺は電話を切った。
兄貴とファミレスに居るって事は二人って事だよな?
サツキの性格からみて兄貴も似たような感じかな?
いつもの猫かぶりで挨拶しときゃいっか!
俺はバイクのエンジンを掛けて学校の近くのファミレスに向かった。
圭介の家からファミレスまでは近かったから直ぐに着いた。
俺はバイクから降りてファミレスの中に入ると、サツキの顔が見えた。
だけど隣には幼馴染の男が居て、何故か俺はイラッとした。
だから少し離れた場所からサツキの名前を呼んだ。
「サツキ」
その声に一番に反応したのはサツキの向いに座っていた兄貴で、俺を見るなり一瞬、固まった。
そしてそれは俺も一緒だった。
「えっ…優さん?」
「誠だよな?はっ、サツキの彼氏って誠なのか!?」
サツキの兄貴が優さん!?
確かに言われてみれば顔も似てるが、サツキの性格からして優さんが兄貴なんて想像はつかない。
「お兄ちゃん、誠と知り合いなの?」
「知り合いも何も、同じチームに居たし、あの頃はまだ誠は中学生だったけどな。
取り敢えず誠もこっち座れよ!」
「はい!」
俺は何だか嬉しくて、優さんの隣に座った。

