次の日、今日は休みだからゆっくり寝ていた。
お兄ちゃんは仕事に行ったけど、私はまだ夢の中だった。


だけど誰かが来たのかインターフォンの音が何回かして外から私の名前を呼ぶ声がして目が覚めた。


私はパジャマのまま目を擦りながら玄関まで行った。


「はい…」


そう言って扉をあけるとこうちゃんと、おじさんとおばさんの勢揃いで立っていた。


「おはようサツキちゃん!寝てたのに起こしちゃってごめんね。
今日は引っ越しの挨拶にきたの!
また昔みたいに隣に住むからよろしくね?」


「はいっ!うちの両親は今は居ませんけどまた戻ってくるからうちの両親にも伝えておきます!」


「ありがとう!これよかったら優くんと食べてちょうだい!」


「ありがとうございます!」


そう言っておばさんとおじさんは近所に挨拶回りに行き、何故かこうちゃんは残っていた。


「こうちゃんは行かなくていいの?」


「面倒くせぇから行かね!それよりも久しぶりにサツキと話でもしようと思ってさ!」


「じゃあリビングで待ってて!」


そう言って私はこうちゃんを家に上げた。
用意を終えてリビングに行くとこうちゃんはテレビを見て寛いでいた。


「お待たせ!」


「おう!てか昔とあんま変わらなくて懐かしいな!」


「そうかな?てかこうちゃんも中身は変わらないけど見た目は随分と変わっちゃって最初は誰かわかんなかった。」


「そうか?てかサツキはまったく変わんねぇな?変わってなくて安心したよ!」


そんな会話をした後は、おばさんから貰ったお菓子を二人で食べながら思い出話をしていた。