サツキと一緒に帰るようになって、圭介達ともサツキは仲良くなってきた。
初めは恥ずかしそうにはしてきてたけどな。


そんなある日、急にサツキから授業中にラインが来てサツキの友達に俺の事を話したと言ってきた。
あれ程、言うなと言っていたが問い詰められたみたいだ。
その友達がなんか俺に挨拶をしたい的な事を言われて"マジかよ"と思い面倒くせぇとか思ったけど仕方なく分かったと言った。


今日は金曜で土日は学校も休みだし、月曜日からはテストがあるが、勉強しなくても教科書を見る程度で頭には入ってあるから勉強なんて俺には必要はない。


みんなはテストがあるから早々と帰っていく。
俺は少し生徒会室で時間を潰してサツキ達が居る図書室に向かった。


俺が図書室に着いて扉を開けるとサツキとその友達が俺を見た。


「初めまして、サツキの友達の葉月 莉奈です!」


「ども!」


「私は生徒会長の本性は誰にも言わないので安心して下さい!
だけど不良に狙われてるかもしれかいと聞いたので、サツキを守ってやって下さいね?」


「ああ!」


「じゃあ私はテスト勉強もあるし、彼氏が迎にもうすぐくるから先に行くね!
じゃあ気をつけて帰ってね!」


言いたい事を言ったサツキの友達は帰ると言って図書室を出て行った。
まぁ…悪い奴ではないだろうし俺の事を話すような奴ではないと思った。