校門を出ると掴まれていた腕を乱暴に離された。
「ひぃぃぃ!お、お願いです、か、顔だけは殴らないでぇぇ!!」
私はせめて顔だけはやめて欲しいと思い、泣きながら訴えた。
「はっ!?何言ってんだお前…。
何でお前を殴る必要があんだよ!
俺は男は殴っても女は殴らねぇよ。」
「へっ!殴られるかと思いました…」
「お前…変わった女だな…。
でもお前は俺の秘密を知った。
学校では絶対に俺の事を話すんじゃねぇぞ!」
「は、はぃぃぃ!!」
殴られないとはいえ、やはり言い方が怖かった。
「送ってくから家は何処だ!」
「だ、大丈夫です!一人で帰れますから!」
「これくらいの時間は質の悪い奴らが彷徨いてるかもしれないから危ないだろ!
ったくセンコーも女生徒をこんな時間まで使うなら家まで送ればいいんだよ!」
怖い中にもちょっとだけ優しさがあった。
私は怯えながらも家を教えた。
私の家まで後半分くらいになった時だった。
学校帰りによく通る空き地から大きな笑い声が聞こえた。
空き地の方を見るとそこには不良のグループが居て人数は五人。
髪の毛は赤や金髪だった。
生徒会長は隣の空き地に目もくれず歩いて行く。
すると私達に気づいたのか不良グループが声を掛けてきた。
「ラブラブで羨ましいね~!
お兄さんちょっとお金貸してくんない?」
何て笑いながら近づいてきた。
生徒会長は聞こえない振りをしてるのかシカトして歩いている。
私は怖くなり、生徒会長の隣を歩きながらビクビクしていた。

