圭介の家に着くと、アイツらは倉庫でバイクを弄っていた。


「おぅ誠!早かったな?」


「そりゃペケジャのスピードが早いからじゃねぇの?
後、明日から今くらいの時間に女と来てバイク借りて送るから宜しくな!」


「ああ!てかお前の女って真面目な感じで顔も可愛いよな!よくあんな子を見つけたな?
だけどあの子の顔って誰かに似てるんだよな…」


「誰だよ?てかサマ!お前まだシンナー吸ってんのかよ?」


「いやっ、あの…」


俺はマサの胸ぐらを掴んで思いっきり殴った。


「テメェまだわかんねぇのか!?
シンナーすって前に裕太が学校の屋上から飛び降りて死にはしなかったものの大怪我したの知ってんだろ?
もうやめろ!」


「はい…すみませんでした!」


「俺は圭介みたいに甘くないから口で言っても聞かなければ手を上げるし、次にまた繰り返したらこんなもんじゃすまねぇから!」


前に圭介もやめろと言ったけどその時はやめてたけどまた吸いだしたみたいだ。


「誠、コイツも今回でやめるだろうからその辺にしとけよ!なっ、マサ?」


「はい!」


「お前は甘いな?だけど俺よりも圭介がキレたら手がつけられねぇからそれだけは頭にいれとけよ?」


そう言うとマサは頷いた。


それからは皆て色々と思い出話なんかして俺は家に帰った。