「誠は大丈夫なの?こうちゃんは?」
「光輝は無事だ!アイツもお前を連れ去られた後に殴られながらもどうにか周りの不良達を倒してたよ!
今は優さんが光輝を見てるから心配ない!
光輝からの伝言でピーちゃんは無事だとか訳の分からないことを言ってた。」
「良かった、ピーちゃんが無事で!
勿論、こうちゃんもね!」
「光輝はついでかよ!」
そんな会話をしていると、仮面の男は立ち上がった。
「ごちゃごちゃ話してんじゃねぇ!」
そう言ってナイフを振りかざしてこっちに走ってきた。
誠はナイフを持ってる手を掴み、捻って仮面の男がナイフを手から落とすとお腹に蹴りを入れた。
「うっ…」
すると誠は蹲った仮面の男の仮面を取った。
「お、お前…」
「思い出したか?俺はな、お前に喧嘩を負けたのも悔しかったが、その時にお前が俺を恥さらしにしたのが今でも許せねぇんだよ!」
「あー、アレか!お前が漏らしたのを写メに撮って皆に見せたのまだ根に持ってんのか?
俺は今迄、忘れてたけどな!
それにお前も転校していなくなっちまったろ?」
「あんなアダ名つけられて俺は居場所すら失った。
お前へ復讐するためにこの町に戻ってきたんだ。」
「だったら最初から俺だけを狙えばいいだろ?関係ねぇ奴まで巻き込みやがって!」
「うるせぇ!テメェだけは許せねぇんだよ!」
そう言って凄い勢いで誠に突進していき、それはまるで猪が突進しているように見えた。
誠はそれを交わし、その瞬間に男が被っていた帽子を取った。

