次の日。


今日は土曜日で休みだった。


私はゆっくり寝ていたが、スマホの着信で目が覚めた。


スマホを見ると誠からで出ると家に来てると言った。


私はベッドから起き上がり一階に降り、玄関の扉を開けた。


「おはよ!」


「おはよ!まだ起きたばかりで…
取り合えず中にどうぞ!」


そう言って誠を家の中に入れた。


確かに週末は家でご飯を食べると言ってたけどこんなに早くから来るとか思わなかった。


誠にリビングで待ってるように言って、私は着替えて歯磨きをして顔を洗ったりした。


用意が終わるなり誠は私に言った。


「サツキ、スマホ貸して。」


「いいけど何するの?」


「もしもサツキに何かあっても居場所が分かるようにアプリをインストールしておく。」


私はスマホを誠に渡すと操作しだした。


「でも私は今は一人で出かけたりはないし、誠と一緒に学校の行き帰りは居るから大丈夫じゃないの?」


「もし一緒に居る時に、すげぇ人数が居たら、いくら喧嘩では負けなくてもお前を人質に取られて連れ去られたりしたらどうにもならねぇだろ?
もしもの時の為にサツキの居場所を見つけれるようにしとくんだよ!」


そ、そんなにヤバイ状況なの?


誠の表情は真剣な物で、私は何も言えずにいた。


「何かあっても必ず俺が助けてやるから心配すんな!」


ドキッ!!


そんな風に言われて私の心臓が激しく音を立てた。


それからお昼になり、朝から何も食べていなかったから軽くチャーハンを作り誠と一緒に食べた。


誠を見ると美味しそうに食べていておかわりもした。