私の名前は片瀬 サツキ。


この春、無事に高校生となった。


入学して一ヶ月、友達も出来て楽しく過ごしていた。


そして親友も出来た。


彼女の名前は葉月 莉奈。
高校生とは思えないくらいキレイで、よく男の子に告白されてる。
そんな莉奈はクールだけど優しい。
莉奈には大学生の幼馴染の彼氏が居る。


学校にも慣れてきたある日、私は先生に一年の全学年のプリントをホッチキスで止めてくれと頼まれた。


今日の朝は寝坊して遅刻したから罰として私にその役目がやってきたんだ。


莉奈は遅刻したサツキが悪いから頑張ってとか言うし。


どうして寝坊しちゃったんだろ…。


私が悪いんだけどね。


放課後に一人、教室って寂しい。


そして放課後になって先生が教室にプリントを持ってくるから待ってなさいと言われたから待ってると、大量のプリント枚数に苦笑いしか出なかった。


先生は後は宜しくと言って教室を出て行った。


一応、先生が見本を置いてくれたからその通りにプリントをホッチキスで止める作業を私は繰り返した。