でもガツンとアメリカに行かないのは俺の為?



「莉里、アメリカ行きたいなら俺に気使わないでよ?」

「莉里が離れられないかな~。隼人のそばで世界を目指すのは無謀でしょうかね?」

「無謀でしょ~。でもその無謀を実現してもらえたら俺も嬉しいですね~。」

「出来るだけそうする。」



俺は大丈夫だよ。



莉里とはどこにいても離れない自信はある。



「今日のパンツ何色?」

「はい!?何で急にそんなこと聞くの!!バカ隼人!!」



だってこれ以上話したら莉里が暗くなりそうだから…。



俺って本当にバカだよね…。



他になんか思いつかなかったのかって感じ…。



「今日の体育もサボる?」

「サボって裏庭でイチャイチャしたい!!」

「それいいね!!」



体育なんてほとんど出たことがない俺と莉里。



無条件に卒業できるしね!!



でも数学をさぼると大変だから数学だけは真面目に出てる…。



「今日は体育の時間がHRになったからな~。」

「なんで!?」

「体育の先生が二人ともいないから自習だったのをもらった。1泊温泉の日にちと行く場所決める。」



さぼれないじゃん…。