でも確かに憑かれたらビビリにもなるか…。



「行くよ~。」

「ヤダ!!待って蒼君!!」



スタスタと先を歩いて中に入った。



なんじゃこりゃ…。



「全然怖くねぇな…。」

「ね…。あの恐怖を知ってしまったらこんなの朝飯前だ…。」



英梨も余裕でビビる事なくクリアした。



もう1組の仲良しカップルは…。



「マジ怖かった~!!」

「ヤバイヤバイ!!心臓止まるかと思った…。」



序の口だろ~…。



それにしてもコイツら仲良しだ…。



俺らもラブラブっぽい事しちゃう?



まず手でも繋いでみるか…。



「いいの!?」

「ん。」



英梨が予想以上に喜んだ。



カワイイ…。



「そろそろ昼メシ?」

「ですね。」



メシは遊園地内のレストラン。



何を話せばいいんだろうか…。