俺様と双子達2

ホテルに戻ってから皆で海に出た。



隼人の身体を誰にも見せたくない~…。



「そこにいたら焼けちゃうよ?」

「少しくらい焼きたいの。まだ5月なのに熱いね~。」

「ね!!それより莉里、また動物園行けなかったね…。」

「あっ!!ははっ!!鈴音のせいで隼人の誕生日忘れるくらい落ち込んでた!!何か欲しい?」

「いらない。莉里がいれば何もいらない。」



欲少ない…。



莉里は欲しいものいっぱいなのに!!



大きい買い物しかしない隼人は結構貯蓄好きだし。



昔の癖だって本人は言うけど。



「じゃあ莉里が勝手に全身コーディネートしちゃおう。」

「何もいらないって。莉里の稼いだお金は自分に使いなよ。」

「いいの!!隼人にばっかり何かしてもらうのもイヤだもん!!」



結婚してからの生活費は全部隼人の給料から。



莉里も時間がないから使うヒマがない。



毎月お小遣くれるし…。



莉里だって稼いでるもん…。