俺様と双子達2

仁さんから借りた薄手のパーカーを羽織って千明君と戯れてる蒼君に近付いた。



「誰の服?」

「教えない。」

「は!?」

「よくもやってくれたね…。」

「えっ!?あ、アレ。お仕置き?」



その意地悪な顔に弱いんだけど…。



でもあたし海に入れないじゃん…。



「すげぇAQUA臭い…。」

「仁さんが貸してくれたの!!他の人にも絶対気付かれてる…。」

「別にいいじゃん?俺らだってそんな歳だし?それよりすげぇムカつく。その匂い。」



ちょっと蒼君!?



怒ってる…。



ヤキモチだ…。



脱がされたパーカーの代わりに蒼君がシャツを貸してくれた。



「これ返してくる。」

「はい…。」

「後で見とけよ。」



ドキドキしちゃう…。



最近意地悪じゃなくて甘えて来るばっかりだったから…。



意地悪な蒼君大好き…。