ビックリした顔で俺を見る琉伊君は今まで見た事がないくらいのアホ面…。



かっこよさ半減…。



「悠陽がやればイイだろ。」

「俺じゃムリ。日向か琉伊君くらいの知名度と実力と地位がなきゃ。だから頼んでる。」

「ははっ!!強気の悠陽君はどこ行ったんだよ。」

「ここまで来たらプライドとか捨てるしかねぇじゃん…。」

「大人になったな。」



本当は俺だって琉伊君になんか頼みたくねぇよ…。



でも日向はレジェもあるし…。



琉伊君に頭下げるしかない…。



「お願いします。俺と莉里と美羽を雇ってください。」

「悠陽、ちょっと来い。これ見てみ?」



琉伊君に言われてパソコン画面に目をやると、そこには事務所設立のための文章が並んでた。



お前はエスパーか!?



超能力者!?



怖いんですけど!!



「これ…。」

「今度俺が新しく手を出すビジネスだ。」



マジで…?