俺様と双子達2

俺はひたすらテレビを見てて、彩香チャンの視線に耐えてる。



「何なの!?何で見てんの!?」

「泣きたいなら泣けば?」

「は!?」

「寂しいって顔に書いてある。」



そうか!?



英梨の事は考えないようにしてんだけどな…。



「泣かねぇし!!」

「蒼斗も悠陽も昔からそう。なにがあっても泣かない。何で?あたしが泣けてくるんですけど~…。」



泣き上戸…。



俺の部屋で泣かれても困るんですけど~…。



「オヤスミ彩香チャン…。」

「寝るの!?」

「疲れたから寝る…。」

「添い寝してあげようか?」

「キモイ…。オヤスミ…。」

「キモイって言われたぁぁぁ~!!育ての親に対して~…。」



ウザイ!!



でも俺を心配してくれる気持ちは有り難い。



しかし、今は寝せてくれ。



オヤスミ英梨。



毎日頭ん中で英梨にオヤスミしてから寝る。



俺の日課だ。