それからしばらくしてスゥーと開いた襖から父親が顔を出した。
日向さんとは仕事で会った事があるらしく、再開をよろこんでるような感じで…。
目があった俺を見てわけのわからない顔をした。
やっぱり俺は息子だって気付かれてない…。
「日向、なんで隼人が?」
「お前日本語喋れんの!?」
「昔…。日本に来ようとした事があって。少しだけなら…。」
「そう。まぁ座って?」
「………。」
座布団に座ったジャン…。
どう切り出したらイイ?
「隼人って名前に聞き覚えはありますか?」
「いや…。」
「俺…。俺って…。」
言えない…。
どんな顔されるのか…。
歌うより怖い。
「ジャンの息子だって。」
「日向さん!?」
「サクッと言っちまった方が楽だろーが。」
「そうだけど…。」
ジャンの顔は?
日向さんとは仕事で会った事があるらしく、再開をよろこんでるような感じで…。
目があった俺を見てわけのわからない顔をした。
やっぱり俺は息子だって気付かれてない…。
「日向、なんで隼人が?」
「お前日本語喋れんの!?」
「昔…。日本に来ようとした事があって。少しだけなら…。」
「そう。まぁ座って?」
「………。」
座布団に座ったジャン…。
どう切り出したらイイ?
「隼人って名前に聞き覚えはありますか?」
「いや…。」
「俺…。俺って…。」
言えない…。
どんな顔されるのか…。
歌うより怖い。
「ジャンの息子だって。」
「日向さん!?」
「サクッと言っちまった方が楽だろーが。」
「そうだけど…。」
ジャンの顔は?


