俺様と双子達2

俺にそんな資格はないわけだし…。



あの洋平とうまくいけばいい。



何て心にもナイ事を思ってる。



仕事が終わって帰った部屋は寂しさの巣窟。



一人でいる辛さの塊みたいな部屋…。



そんな俺の部屋に来客が来た…。



カチャっとドアを開けたら赤い目で俺を見上げる英梨…。



「何か用?」



心にもない冷たい言葉を英梨に投げ付けてしまった。



本当は部屋に入れて抱きしめて…。



キスしたい。



英梨に触れたい…。



「蒼君がいなきゃイヤ…。」



英梨のその苦しそうな声と表情…。



ポロポロ涙を流す英梨を無意識に抱きしめてしまった…。



「ヤダよ~…。」



何も言わずに泣いてる英梨を抱きしめ続けた。



でも俺なんかが触ってイイ相手じゃない…。



でも止まらない感情…。



もう少しだけでもこうしててくれ…。