俺様と双子達2

ヨロシク?



それはどんな意味?



電話を終えて携帯をしまった蒼君はため息をついた。



「明日は彩香チャンが来るから…。好きなとこ行けよ?」

「待って蒼君!?待って!!」

「ごめんな英梨…。俺にはもうお前を守ってやる資格はない…。蓮さんには訳話しとくから。英梨があそこにいたいならいてイイし…。そうじゃないなら部屋借りてやるから。じゃあまた日本で。」

「ヤダ…。ヤダよ蒼君!!」



あたしの気持ちは蒼君が出て行ったドアにぶつけるしかなくて…。



涙が止まらなくて胸が苦しい…。




「彩香チャ…。」

「どうしたの!?今から行くから!!」



一人でいる事が出来ないあたしは彩香チャンを呼んだ。



彩香チャンは訳も聞かずに頭を撫でてくれてズットそばにいてくれた。



泣いたまま眠ったあたしは目覚めると彩香チャンに抱きしめられてた。