ヒデ君の車に乗って着いた所は結構栄えてる感じ。



英梨の実家とは掛け離れた環境。



「この辺の高校にみんな通ってるの!!」

「そうなのか。ってか何か緊張すんだけど…。さっきからチラチラ見られてる気もするし…。」

「こんなとこに蒼君がいるのが凄いから仕方ないよ。」



そんなもんなんすかね~…。



しかも俺って背高いから目立つよな…。



「あっ!!マキ~!!」

「英梨!!って…。えっ!?えぇぇ!?何!?ウソ!?」

「蒼君も一緒に里帰り!!」



英梨の友達1号はマキらしい。



俺を見て顔が赤い…。



「初めまして。」

「ははははははははぁ!?始めまして!!ファンです!!」

「ありがとう。」

「何でこんな田舎にいるの!?何!?ソックリさんか何か!?でも英梨の彼氏だし…。本物!?」



状況が理解出来てないみたいだ…。