それからはもう悠陽が心配で心配で…。



携帯を握りしめて部屋をウロウロ…。



「落ち着けよ美羽…。」

「悠陽が死んでもいいの!?パパリン超冷たい!!」

「死ぬくらいの病気なら連絡くんだろ…。仕事のし過ぎで倒れるくらい俺だって…。」

「パパリンと違って悠陽は繊細なの!!」

「あいつのどこが繊細だよ!!」



パパリンはなにもわかってないんだ!!



悠陽はそんなに強くないもん!!



その時鳴った電話。



『着信:悠チャン』



「悠陽!?」

「美羽?悠陽今寝てるの。あたし仕事行かなきゃいけないから代わりにこれないかな…。」

「何で寧音チャン!?悠陽寝てる!?死ぬの!?」

「は?何言ってんの?ただの…。」

「イヤだ~…。悠陽が死んじゃう~…。」

「ちょっと琉伊か桜と変わって…。」



何で寝てるの悠陽~…。