俺様と双子達2

助手席のイスを倒して寝る体制はバッチリ。



「悠陽はマジで亜香里の跡継ぐのか?」

「まぁ今はその方向で。何で?」

「もったいねぇよなぁ…。俺と同じくらいまで行きそうなのに…。」

「ムリだよ俺には。日向と互角になろうなんて大それた事は考えらんねぇ。」

「別に強制はしねぇけど…。辞めたくなるまでやれよ?」

「あいよ。」



じゃ、オヤスミ日向。



AQUAのライブ映像が流れる車内で爆睡した。



「悠、着いた。」

「あぁぁぁぁぁ~。本格的にヤバイ…。」

「大丈夫か?」

「まぁ…。」



大丈夫じゃねぇ…。



ぶっ倒れる…。



「おい!!」

「うわっ…。」

「ちょっと乗って待ってろ…。」



マジでフラつくっス…。



ってか動けない…。



俺を車に残した日向は家に入って保険証を持って来た。



まさかとは思うんですが…。