俺様と双子達2

【悠陽】



ダルい身体を急がせて着いた現場…。



マジでこんなに遅刻したのは初めてだ…。



「重役出勤だな悠陽君。」

「日向…。マジで寝過ごした…。」

「で?」

「申し訳ありませんでした。」

「お前はラストに回してやったから感謝しろよ?」



マジで日向様様…。



俺の頭をポンッと叩いてからカメラに向かった。



優しいな親父…。



「おめぇ仕事なめてんの?」



厳しいじいさんだなおい…。



マジで飴と包丁くらいの差だ…。



「申し訳ありませんでした…。」

「それで済むと思ってんのか!?プロ意識ねぇならやめたらどうだ。」



恐ろしい大先輩の蓮チャンからお叱りを受けた。



話し長いっス…。



「蓮司、いい加減にしろ。悠陽も着替えて来い。」

「日向は甘いんだっつーの。」

「俺は褒めて延ばすんだよ。」



天使だよ親父…。