それからも眠れないのに寝たふりを続けた。
優しくしたいのに出来ない…。
寝てる俺の手をそっと握ってきた美羽…。
申し訳ないけど…。
俺って素直じゃねぇし。
美羽が自分から言ってくれない事と、ケンジに言われた事がグルグル頭の中を回ってる。
美羽はやんない。
俺の美羽だ。
「悠陽、着いたよ。」
「早いな。」
「寝てたからでしょ。」
「だな。」
なんともぎこちない会話…。
美羽とこんなに気まずくなったのは初めてだ。
「皆降りちゃうよ?」
「いい。」
「悠陽?」
「なぁ…。美羽は…ケンジが好き?」
聞きたくもないのに口が勝手に喋った。
好きと言われても困る…。
「悠陽が好き…。」
「そう…。じゃあなんで隠すんだよ。」
「えっ!?」
もう言ってくれ…。
頼むから…。
優しくしたいのに出来ない…。
寝てる俺の手をそっと握ってきた美羽…。
申し訳ないけど…。
俺って素直じゃねぇし。
美羽が自分から言ってくれない事と、ケンジに言われた事がグルグル頭の中を回ってる。
美羽はやんない。
俺の美羽だ。
「悠陽、着いたよ。」
「早いな。」
「寝てたからでしょ。」
「だな。」
なんともぎこちない会話…。
美羽とこんなに気まずくなったのは初めてだ。
「皆降りちゃうよ?」
「いい。」
「悠陽?」
「なぁ…。美羽は…ケンジが好き?」
聞きたくもないのに口が勝手に喋った。
好きと言われても困る…。
「悠陽が好き…。」
「そう…。じゃあなんで隠すんだよ。」
「えっ!?」
もう言ってくれ…。
頼むから…。


