こうしなきゃ俺の気が晴れねぇんだ…。



ついでにちゃんと確かめたい。



ティナを抱きしめたくなる気持ちが同情だって…。



休みにデートする約束をした。



ティナは満足そうな顔をしてたけどどこか複雑そうだ。



そしてデートの日。



ティナの髪はブロンドに戻ってた。



「行きたいとこある!?」

「いや、あんまり観光的な事してねぇから…。」

「じゃああたしに着いてこ~い!!」



なんかふっ切れた様子のティナ。



その雰囲気にホッとした。



「うまっ!!でもマジあめぇ~!!」

「甘いの嫌いなの?」

「嫌いじゃねぇけどやり過ぎだろこれ!!」

「あはははっ!!次行こう!!」



周りから見ればカップルだと思う。



でも今日だけ。



今日だけだ。



「ねぇ悠陽…。」

「ん?」

「悠陽の彼女はどんな子なの?」



昼メシを食いながら聞かれた。