今日はいつもみたいな攻撃がない…。



押してダメなら引いてみろ作戦なんだと思う…。



わかっていても少し気にしてしまう俺…。



「なぁ、ティナどうしたよ…。」

「誰それ?」

「チアリーダー。」



ティナって言うのか…。



知らなかった…。



「美羽が理想って言っただけ…。」

「本気だぞアレ…。」



本気だ…。



今更ながらチアリーダーティナの気持ちのデカさに気付いた。



申し訳ないけど俺はその気持ちに答えられない…。



「悠陽、ここ教えて欲しいんだけど。」

「あぁ、これは…。」



ベタベタして来ない。



すげぇ変化にかなり戸惑った。



「俺を追うのは辞めた方がイイ。」

「なんで?」

「ティナを好きになる事はない。」

「…………。」



早く振ってやるべきだと思ったんだ。



案の定涙を目にいっぱい溜めたティナ…。