どうしても止まらない異様なドキドキ…。
ドアが開けられない俺…。
「ムリ!!開けらんない!!」
「隼人嫌い。ダサい。もうチュウしてやんない。」
「莉里のバカ!!バカ莉里!!」
莉里がいれば心強いのに…。
だって莉里は俺の家族だし…。
「私より莉里チャンの方がお姉さんみたい。行こう、隼人君。」
姉にそう言われて行かなきゃいけなくなった訳で…。
ゆっくりとドアを開けた。
夕方の病室は薄暗くて少し赤い光が差し込んでた。
「ママ、起きて。」
みらいさんがそう言うと小さい影がゆっくり起き上がった。
俺を見て目を丸くしてる母親と思われる女性…。
「はや…と………。」
溢れた涙と共にか細い声が聞こえた。
どうしようとか考えるヒマもなく、俺は無意識に母親の手を握ってた。
「ごめんな…さい…。」
なんて返せばいいかわかんないよ…。
ドアが開けられない俺…。
「ムリ!!開けらんない!!」
「隼人嫌い。ダサい。もうチュウしてやんない。」
「莉里のバカ!!バカ莉里!!」
莉里がいれば心強いのに…。
だって莉里は俺の家族だし…。
「私より莉里チャンの方がお姉さんみたい。行こう、隼人君。」
姉にそう言われて行かなきゃいけなくなった訳で…。
ゆっくりとドアを開けた。
夕方の病室は薄暗くて少し赤い光が差し込んでた。
「ママ、起きて。」
みらいさんがそう言うと小さい影がゆっくり起き上がった。
俺を見て目を丸くしてる母親と思われる女性…。
「はや…と………。」
溢れた涙と共にか細い声が聞こえた。
どうしようとか考えるヒマもなく、俺は無意識に母親の手を握ってた。
「ごめんな…さい…。」
なんて返せばいいかわかんないよ…。


